ひなぎくきつね2024年9月のお知らせ
みなさま
いかがおすごしですか
夏もあと少しのはず きっと「ひどい残暑だ」と言っているうちに 秋風が吹き渡ることでしょう
ともかく元気に にこにこ笑いながら乗り切りたいものですね
■飯倉片町菓子売り場 9月1日(日)2日(月)3日(火) 11:00~18:00
ご用意は
1 島ガール 全粒粉100%スポンジ “波照間”
—— パイナップル入りラム酒風味 波照間島のきび砂糖(黒糖)を使った全粒粉スポンジです ひなぎくの全粒粉姉妹(看板ガール)の五女 小麦は長野のシラネ たまごは抗生物質無投与の平飼い 「波照間」の三文字に心つかまれて6年前に作り始めた菓子で 先月8月が美味でしたので夏の最後にもう一度
2 緑ルバーブのレモン風味バターケーキ ”ドイッチェ”
—— 緑のルバーブを生のまま焼き込むルバーブケーキ レモンアイシング仕上げ ドイツの家庭菓子のレシピです ケーキ生地に生のルバーブをまぜる方法は少数派で 加えてルバーブの分量が多く(小麦粉の2倍) ルバーブの水分とエキスで全体がしっとり香りよく焼きあがります 何度作っても不思議な菓子 本年最後
3 枝豆とチェダーチーズのケーク・サレ 青じそ風味
——塩味の野菜ケーキ(ハーブ風味) 若緑色の枝豆とオレンジ色のチェダーチーズは 見た目も味も好まれる組合せです 風味は晩夏の畑でゆらぐ青紫蘇(大葉)とバジル 朝食・軽食・夜食いつでも便利 こんがり温めてお召し上がりください
4 ペルー原産野菜のケーク・サレ
—— 塩味の野菜ケーキ(スパイス風味) 中味は南米アンデス原産の5つの野菜:落花生・トマト・とうもろこし・とうがらし・じゃが芋と具沢山 香りは晩夏のパンチ^^ガラムマサラ(6種混合)とチリ こんがり温めてお召し上がりください
・お持帰り用に 菓子 2個 BOX 野菜ケーキ 2個BOX 全4個入りBOX ご用意いたします
■店内メニューは
今月の菓子 —– カラメルプリン Crème moulée au caramel ココット入りカラメル風味プリン
今月の野菜 —– ラタトゥィユ Ratatouille ひなぎくのラタトゥイユは南仏プロヴァンスで育った人から教わった作り方
・カフェ席のご予約は 1名様または2名様 常時メールお受けいたしております
お時間は 11:30~ 12:50 13:00~ 14:20 14:30~ 15:50 16:00~ 17:30
■八ヶ岳めぐる庭の菓子売り場は 今しばらく お休みをいただきます■
ひなぎくきつね 森 守 (食生活アドバイザー)mori@hinagikukitune.com
インスタグラムID:hinagikukitune
■オリジナルクッキーAMIさんの販売日は 9月28日(土)または29日予定です https://amihasegawa.jp
道のご案内・ご連絡は
飯倉片町 ひなぎくきつね
東京都港区麻布台三丁目3-23 (飯倉片町交差点近く)
電話/FAX 03(3584)6010
最寄り駅 東京メトロ 南北線 六本木一丁目駅 2番出口
・ 日比谷線・大江戸線 六本木駅 3番出口
初めてのかたは……外苑東通り・飯倉片町交差点までおみえください。
頭上に首都高速が通る交差点です。東京タワーへ向かって通りの右側を歩き、ビル5軒めの横にある小さい坂(路上に白ペンキで文字あり)を下ります。左手の家並みにそって進むと、やがて道は右にカーブして、正面に緑の植込みのある二階建ての白い洋風建物が見えます。さらに右に進むと、一階右端のドアがひなぎくきつね。迷ったときはご遠慮なく早めにお電話ください。
八ヶ岳 めぐる庭の菓子売り場
場所は JR中央本線小淵沢駅 または 中央高速道小淵沢インターから
県道17号線を茅野方向へ 詳細はメールでご案内します
■ひなぎくきつねの今までと今
ひなぎくきつねは「見てきれい いいにおいの みんなで楽しめるべジ」をめざすテストキッチンです
2002年6月 東京・港区に お茶と菓子の店として始まりました。 菓子のテーマは「クラシックな銘菓を楽しむ会」。 それまでの仕事の続きもあって フランス スイス ドイツ 英国の専門書から 各国の伝統菓子や特徴ある菓子を選び プロのパティシエに外注する方法で 月に3品ずつ 約60品の菓子とあうことができました
ひなぎくの銘菓には二種類あります
ひとつは ウィーンの「ザッハトルテ」のように 固有の名称と物語をもち 組立て・配合・仕上げの色柄も決まっている クラシック(お手本)に類する菓子。 「コンヴェルサシオン」「ポン・ヌフ」「パリ・ブレスト」「リンツァトルテ」「シュヴァルツヴァルド」「ダンディケーキ」など…… 今は少なくなりましたが 昭和の時代1975年ころまでは 街のどこかで見かける菓子でした
もうひとつは 歴代の製菓技術者が 日々の仕事でみがき上げ 伝え続けた菓子の基本……生地やクリームの類です。 ひなぎくはこれを技術の銘菓と考えています。
これらは数が多く また何かのバリエーションとして扱う場合もあるので正確を期すために 1<知りたい生地と知りたいクリームを組合せて 菓子本体をデザインする> その上で 2<仕上げも 女性が好みそうなきれいな色形にデザイン>という作業を行い 四季の菓子を創作しました。 たとえば6月は「水色のばらのバッテンバーグ」。 水色に着色した卵白スポンジ(ダム・ブランシュ)と卵黄スポンジ(ジョーヌ)を市松模様(バッテンバーグ)に組み 仕上げは水色の卵白バタークリーム 飾りはメレンゲのばら絞りとアラザン……という具合。
このように二種類の銘菓の楽しみ方を みなで経験した会でした
製品はすべてベジ:ベジタリアン またはビーガンです。 植物性の食材を中心に 組成に不可欠なたまご 必要な場合のみ乳製品を加え できる限り国内の材料を用いています
第1期 「クラシックな銘菓Ⅰ」
第2期 「クラシックな銘菓Ⅱ」
第3期 18世紀フランスの書籍から「フランス貴族の館の菓子再現」
第4期 日本の食料自給率との関連で「米粉の洋菓子研究」
第5期 <健康と料理>をテーマにホームメイドに移行します。 「国産小麦の全粒粉100%を使ったパンと菓子」。 並行して
2002年~ 日本の野菜のイタリア式調理「ベジ・ダイニング研究会」全21回開催
2003年~ 玄米と豆と野菜のおべんとう「おみやげごはん」全53回が登場
2010年9月 第6期「ビーバーB・Barと月の光」が始まります。 お茶と菓子に ワインとビール ビーガンの軽食を加えたメニューで 夕方から女の人だけのバー時間になりました 2014年12月 八ヶ岳の畑近くに 小さい販売所「めぐる庭の菓子売り場」開店。 セルフサービスの喫茶スペース(公共への場の提供)併設
第7期 「畑の友だちR&B:ルバーブとブレットRhubarbe & Blette(イタリアふだん草)」。 八ヶ岳で豊かに育つ2つの素材を 世界の料理書に照らして ルバーブの菓子 ふだん草の料理を いろいろ試した時期でした
2019年2月から第8期「めぐる庭のシンプル」。 八ヶ岳には山野あり畑あり ご近所に鶏舎あり農園あり……恵みは豊かです。 <手の中に恵まれた材料で 作れるものをつくる>。 この場所でこの土に立って 与えられた恵みに応える仕事をしようとしているところです
ひなぎくきつね 森 守 (食生活アドバイザー)