通称GRAZIA。葉は淡い緑色でやわらか。茎も淡い緑色で、断面は円柱形か半円形。太く育ってくると、茎の背面に紅色の筋がはっきり見える。おなじアカザ科のビーツ(イタリア特産キオッジア種)の茎模様と似ている。
茎の質はセロリやふきと似ていて、長く煮て も煮くずれせず、透明感が増して舌ざわりなめらか、よく味を含む。
下ゆでして、炒め煮やスープにすると、かすかに野趣のある味が野菜の個性を感じさせる。ゆでると紅色は淡くなるが、野菜炒めやシチュウなどでは全体の色調にムードを加えるように見える。