13お手伝いベジタリアン五十品 No.22 凍り豆腐おから風

%e2%97%8f22%e3%81%a8%e3%81%86%e3%81%b5%e3%83%9f%e3%83%bc%e3%83%ab%ef%bc%92乾物のなかでも凍り豆腐はタンパク質含有量が50%に近い食品です。豆腐を寒中に凍らせ、乾燥したもので、凍(し)み豆腐ともいい、高野山の僧房での製造品は高野豆腐の名で呼ばれました。長野あたりでは以前から凍り豆腐の粉末もあり、鍋に残った煮汁にこま切れ野菜と一緒に入れて、おからのように炒りつけ、小鉢にしたそうです。
 
材料 高野豆腐粉末1袋(100g) 干しいたけ 昆布 にんじん 
   卵2個 枝豆 調味料(みりん 淡口しょうゆ)

干しいたけと昆布は前日から同じポットに入れて水で戻します。水は出汁に、しいたけは小さく角切り、昆布ははさみで細切り、にんじんも細切りにします。鍋にしいたけ、昆布、にんじんを入れて空炒りしてから、調味液(みりん1:淡口しょうゆ1:出汁5)をひたひたに入れ、中火で煮ます。しいたけに薄く味がついたら凍り豆腐粉末を入れてまぜ、調味液を足しながら味がなじむまで煮ます。このあと好みなら溶き卵を回してまとめます。盛り分けるとき子どもには枝豆を加えました。

大豆製品が注目されるなか、この十五年ほどの間に、凍り豆腐の世界も変身したように見えます。サイズは四角が標準ですが、おなじ大きさで薄いもの、2口サイズ、ひと口サイズ、汁物やちらし寿司用の細切り、卵とじ用の各種の四角切り、そして粉末(呼び名はいろいろ)を各社が揃えています。便利なのは細切りと四角切りです。味のついた液体に乾いたまま入れて煮るだけ。日本が誇るインスタント食品のひとつで、このタイプはパッケージもかわいいです。2016/10/25




ひなぎくきつね おしらせ 2016年3月~4月
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