さや豆 4 乙事秋豆(おっことあきまめ)
「さやでうンめぇ、豆が入るともっとうンめぇ」と地元自慢の乙事(おっこと)ささげ。
昔ながらの種と、さやが少し大型で、豆も大粒の品種があり、こちらは豆が大きくなっても、秋おそくまで、さやがやわらかいのが特徴。畑には両方あるので大型を乙事秋豆と
呼び分けている。
七月のお盆の頃、種をまく。つる性で、花弁は白と淡藤色のコンビ。さやは緑色、やがて紅色の筋模様があらわれる(筋はゆでると消える)。さやが乾いて黄色くなると、模様は鮮やかな紅紫色に映えて、畑の絵になる。豆は砂色系で、紅色がかった砂色の模様がある。