12お手伝いベジタリアン五十品 No.16 ズキーニオムレツ

%e2%97%8f17東京ではズキーニ(ズッキーニ)はきゅうりより値が高い野菜です。富士見町では庭や畑に気らくに株がならびます。緑の実は一日に5~10mm育つので、「つぎつぎデカくなるから、どんどん売らないと」というわけか、値段は東京の1/2~1/3。残った実は枕のように太り、ゴロゴロねそべって畑のペットのよう。秋の笑いを誘う野菜です。

材料 卵2個 ズキーニ1本 調味料(オリーブオイル 塩 胡椒)

ズキーニは小口から薄切りしてオイルで炒め、必要なら塩・胡椒。溶きほぐした卵にまぜて、オムレツかスクランブル風に焼きます。

ズキーニのオムレツは、フランス・プロヴァンス地方で、ラタトゥイユ(夏野菜のトマト煮)と一緒にセットで食べる料理だそうです。フランスではオムレツはバターを充分使ってつくる料理。古典的な人なら、「ほぼ無味」を身上とするズキーニをバターで煮浸しするように炒め、ちょっと油分を切って卵に入れ、さらに冷たいバター塊を足して焼く、というくらいの念入りさのはず。バターの香り高い、ふんわりした淡い味のオムレツ。トマト煮との対比が鮮やかです。この2品とパンとチーズと赤ワイン。昼でも夕方でも楽しそうですね。

最近のフライパンは、油がなくてもこびりつかないことを広告するタイプが多くなりました。これは油脂分の問題にとどまらず、「調理における加熱の方法」に変化をもたらす可能性も考えられます。イノベーション(技術革新)によって、よりよい家庭の料理が手軽にできること、家で料理する人がふえることは大歓迎です。2016/10/25




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