ルビー・ルバーブのショートケーキ

お菓子の色といえばピンクでしょう、とよく思います。
「甘い味で色はピンク」という組合せは、女の人が楽しめる菓子のイメージのひとつです(断定寸前)。
ひなぎくの手持ち材料でピンクの色を出せるのは、紅色のルビー種ルバーブのコンポートと、そのシロップ。
というわけで、少し前から、生クリームに紅色のシロップを加えてホイップする試みを続けていました。

ところが、生クリームにシロップ(水分)を足すわけですから、そうは簡単にツノなど立たない。いくら混ぜても八分立てあたりをウロウロするばかり。
とうとう、これを二回に分けてスポンジの上から流しかけ、「どうにでもなってちょうだい」の台詞と一緒に冷蔵庫に入れたのがつい先月。
翌朝見出したのは、なだらかで優しげ、マシュマロのような、かすかにピンク色のクリームでした。11月28日からの五日間もうまくいくといいのですが……。

スポンジは全粒粉にドライのクランベリー入り。三層にスライスしてルバーブとシロップをうすく塗ってあります。ルビーのルバーブは香りも味も赤いベリー類とよく似ています。




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