ビーバーＢ・Ｂａｒと月の光　５月のごあんない

こんにちは。連休はいかがでしたか。
さて、ひなぎくきつねの近所に三本のレモンの木があって、白い花が咲きはじめました。「さわやかな」レモン、「光と風とかけぬける少年のような」レモンの花のつぼみは、ぽってり艶のある紫がかったピンク色、というのが何度見てもちょっとおどろきです。花の香りは濃くおもたるく、足元からむせるよう……。これをあるがままレモンとして見る人もいるし、イメージがちがうと現実をいぶかり、われに返ってレモンの木にあやまる人もいます。パッとした話題でなくて恐縮です。さて、

ひなぎくきつねのカフェ第６期、「ビーバーＢ・Ｂａｒと月の光」のテーマは、
・北海道小麦の全粒粉100％でつくるケーキとキッシュ
・材料はできるかぎり国内産のリアルフード/フェアトレード品
・夕方以降は、女の人だけのワインバー（ジュース有）。つまみは野菜料理です。

今月の開店は、
５月３０日（木）３１日（金）６月１日（土）２日（日）
１２時〜５時　カフェ　　５時〜８時　女の人だけのワインバー
ティクアウトは１０時〜８時　いつでもお声がけください。
２日のみ５時にて閉店させていただきます。

今月の菓子は、
■　こよみの上の初夏にちなんで、思いきり甘くて思いきり酸っぱいレモンクリームタルトの予定です。クラスト（底生地）は小麦全粒粉を植物性油脂（発酵豆乳マーガリン）で練ったさっくりタイプ。クリームはレモン汁、全卵、白砂糖、少量のバター。バターを加えない場合は「乳製品含まず」になります。

■　お好きなかたが多いので、今月も赤いベリーのショートケーキをご用意します。
きび砂糖のレモンスポンジの中間に、八ヶ岳の庭の赤すぐり（レッドカラント）のシロップをひたし、紅色ルバーブのジャムをぬって生のラズベリーをならべます。そして上面にだけサバランのようにぽってりと、泡立てた生クリーム（乳脂肪47％）をのせる仕上げです。

あとはおなじみ、
■　朝の紅茶に最高、きび砂糖のレモンスポンジ（乳製品含まず）
■　グリーンとルビー、二色ルバーブのしょうがケーキ
■　エルバツィォーネーーイタリア風青菜のチーズキッシュ（卵含まず）
■　うずら豆とれんこんの豆乳キッシュ、花山椒風味（卵・乳製品含まず）

お飲みものは（１２時〜８時）
■　コーヒー　　紅茶（タンザニア、アールグレィ）　　ハーブティ（カモミール、高森ハーブ農園）　　ぶどう果汁（赤白　塩尻産無添加）　　ジンジャエール　　ビールティスト飲料
■　ワイン（赤白　塩尻産無添加）　　ビール　　スパークリングワイン　　今月のビール＊

５時からメニューは
■　フルーツナッツプレート
■　にんじんサラダ
■　紫花豆とセロリのスパイス煮

ちょっとした手みやげに
■　花の刺繍のキッチンクロス……モダンな青白の大判クロスに（50cm×65cm　綿100％）、小さい花もようを手で刺繍してくださるかたがあります。「若い女の人たちがちょっとでもお台所をたのしめるお手伝いになれば」とのこと。年配のかたからの若い人へのボランティア、という図式が新鮮でうれしくて、一生懸命売っています。もしクロスがお入用ならぜひご協力ください。用途はお皿ふきのほか、首まき、ランチョンマット、かける布としてパソコンカバーやトートバッグなどに便利だそうです。
花もようは、わすれなぐさＡＢ　すみれ　ばら　の４種類。

以上、おねだんはすべて　一品五百円です（＊今月のビールは各月ごと）

きび砂糖が変わります―――長い間レモンスポンジにつきあってくれた沖縄のきび砂糖が入手できなくなりました。「これがいちばん」と思っていたのに残念です。が、また良いものも見つかるでしょう。ご報告まで。

初夏の空にさそわれてふらりとお出かけの折には、ぜひひとやすみにお立ち寄りください。
場所は、六本木と東京タワーの間、外苑東通り、飯倉片町交差点から東京タワー寄り２０mほどの右手小さい坂が（ペンキで徐行と書いてある）、ひなぎくきつねがかくれる袋小路の入口です。坂をおりてまっすぐ進むと、やがて右へカーブ。その正面にみえる白い木造二階建てを（ここにレモンの木）、さらに右へ進んだ一階右はしドアでお待ちしています。
レモンの木の下に、紅色（ルビー）ルバーブをひと株植えさせてもらっています。シベリア原産なので東京の温度ではすくすく、巨大に生育中。ついでに見てみてください。

ひなぎくきつね　T/F　03-3584-6010　港区麻布台三丁目3-23