05 クラシックな銘菓1 洋菓子デザイン帖 01

OTHELLO, DESDEMONA オセロ、デズデモーナ
シェークスピアの登場人物に名をとった菓子 バタースポンジ(オテロ生地またはモーレンコップフ)を半球形に焼いて2個一組に合わせ 褐色チョコレートをかけて上にカールしたチョコレートを飾るとオセロ(意匠は褐色の肌で縮れ毛のムーア人)。貞淑無実のデズデモーナは白とすみれで 小間使いはピンクで表される。物語で遊べる菓子のひとつ

No.05 『洋菓子デザイン帖』掲載予定 01オテロ/デズデモーナ 02くるみのマーブル“バレンタインに” 03シンガポール風ガトゥ “ミモザ” 04すみれのジャポネ 05パンドゥジェーヌ “ミュゲ” 06水色のばらのバッテンバーグ 07レモンリキュールのババ 08エンジェル&デビルス 09マドリッド風ガトゥ 10ローザ・イングレーザ “英国のばら” 11リュス・オ・カフェ 12ラズベリーのバルケット

06 クラシックな銘菓2 菓子と果実のカレンダ 00

SIMNEL CAKE
シムネルケーキ 三月

英国やアイルランドで イースターの時期にみられるフルーツケーキです
シムネルは陽光の意味

フルーツケーキの生地を型に入れるとき 中間に一層うすく伸ばしたマジパン(アーモンドペースト)をはさんで焼くのが特徴

06 クラシックな銘菓2 菓子と果実のカレンダ 01

MARGUERITE AUX CERISES
チェリーのマルグリート

クラシックな銘菓を楽しむ会 ザッハトルテとかピーチメルバとかポンヌフとか 欧州には<固有名詞で知られる歴史ある菓子類> =クラシックな銘菓 が多くあります  有名なものは日本でも作られていましたが 2002年頃には日本の現状にそった創作洋菓子が大きい主流になっていました
そこで開店にあたり <英仏スイスの洋菓子専門書からクラシックな菓子をえらんで プロに注文製作 ティールームの菓子とする>方向を考えました

当然 店主の私利私欲(わたしはぜひこの菓子を実物で食べてみたい)があります  第一回めは長年の憧れ チェリーのマルガリータと ヴィクトル・ユーゴーです(PETITE ANTHOLOGIE DES ENTREMETS D’HOTELS ET DE RESTAURANTSから)

07 クラシックな銘菓3 愛される栗 00

栗のオーヴェルニュ

07 クラシックな銘菓3 愛される栗 01

CHOCOLAT DE MESSE
ショコラ デ メッス

08 クラシックな銘菓4 ナッツは菓子の奥行き 00

CONVERSATIONS
コンヴェルサシオン

英語でカンヴァセーション・ターツ(会話 語らいの意味)

型に折りパイ二番生地を敷きこみ アーモンドケーキ生地(クレム・ダマンド)を入れて同じ生地をかぶせ メレンゲをぬって生地の棒切りを井桁にかざって焼きます

単純以外に言いようのない菓子ですが 菓子のおいしさが集約されている菓子のひとつです  業界に入って最初に食べた菓子でした その記念に

08 クラシックな銘菓4 ナッツは菓子の奥行き 01

ピスタチオのパンドウリスPAIN DE HURIS, PISTACHES

09 日本型ベジタリアン1 おみやげごはん00 

玄米と豆と野菜のおべんとう  全53回